外海の荒波と広大な砂浜が育む鹿島灘はまぐり Webマガジンいばらきの地魚市場vol.8

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古来からの縁起物、鹿島灘はまぐりの魅力。

鹿島灘の特産品=鹿島灘はまぐり

「おだいりさ〜まとおひなさま〜」の歌がきこえる雛祭り。ハマグリは雛祭りを代表する食べ物のひとつで、一人の人と一生添い遂げられるようにという想いが込められて食卓に並ぶ。これは、貝の大きさが同じであっても、他の貝とは貝殻がぴたりと合わないことに由来する。つまりが大変な縁起物なのである。
このハマグリ、国産で漁獲されるものとして2種類ある。ひとつは内湾に生息するハマグリで、もうひとつは外海に面した砂浜に生息するチョウセンハマグリであり、今回の主役である。

チョウセンハマグリは、貝の大きさが最大でおよそ11cm、貝殻は艶やかで美しく、宮崎県などでは高級碁石に加工されてきた二枚貝。茨城県では『鹿島灘はまぐり』と命名され、鹿島灘の特産、ブランドとなっている。ちなみに当地では白っぽい色合いの貝殻をもつものが多いという。
鹿島灘はまぐりは、平成年代の当初は1,000トン以上が漁獲されていたが、その後は減少が続き、平成28年時点では100トン未満と希少な存在になっている。漁獲する大洗町、鹿島灘、はさきの3漁協では、順番に操業する輪番操業を行っており、出漁頻度や操業時間に制限をかけることで、限られた資源を大切に漁獲している。一般の方には獲ってよい場所や貝の大きさ、使ってよい道具に制限があるが、それは限りある資源だからこそ。やはりルール通りに楽しみたい。

  • 鹿島灘はまぐりは、大きく立派で、かなりの存在感がある。

全国屈指の水揚げ量を誇る茨城県のはまぐり。大洗町・鹿島灘・はさきの3漁協が輪番操業により、資源管理をしている。漁は風がなく海が穏やかでなければできず、出漁は年に7〜8回程度。鹿島灘はまぐりは漁師にとっても大変貴重。現地の漁師さんいわく、産卵前の6〜7月が最も美味しくなる時期なのだそう。

これは食べたい!

歯応え抜群の縁起物。鹿島灘はまぐり

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