海の輝き生シラス Webマガジンいばらきの地魚市場vol.4

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「海の輝き」、鮮度が命。

高鮮度の別格シラス

「魚」偏に「弱」と書くイワシの稚魚だけあって、網に入った時から鮮度が落ち始める程、シラスは弱い。シラスの鮮度を保つには漁師の勘と手際の良さ、手間隙が欠かせない。網を入れてから引き上げるまでを手早く行い、獲ったシラスも氷で素早く冷やす。氷の回し方ひとつで鮮度に大きな差が出るというから、漁師の腕前を左右するのは、シラスを獲ることだけではないのである。

シラス漁は早朝出港して操業し、季節によって異なるが、入札時間に間に合うように概ねお昼頃に帰港する。その間、シラスの群れにあたりをつけては網を入れ、獲ることを繰り返す。シラスを大量に獲るためには、このサイクルを効率よく行うことが欠かせない。

そして、港に帰る前の最後のひと網。ここで大洗町漁協と久慈浜丸小漁協では、さらに高い鮮度を実現するための他所ではやっていない特別な船上鮮度保持技術を用いるという。この貴重なひと網分のシラスだけが、生食用の別格シラスとして「海の輝き」の名を冠する生シラスとなる。

「海の輝き」となるシラスは、港へ水揚げされるとすぐに加工場へ持ち込まれる。ここでシラスを手早く洗浄し、鮮度を保ちながらシラス以外の混獲物を取り除く作業が行われる。その後、真空パック包装され、すぐに冷凍される。洗浄されたシラスを食べさせてもらったところ、獲れたてのものや船上で氷で締めただけのものよりも、格段に美味しい。生シラスにありがちなほろ苦さもほとんど無く、身の締まったプリプリとした食感とほのかな甘みが際立つ。冷凍処理された「海の輝き」生シラスは解凍しても型崩れせず、食感と風味、そして極上の生シラスの証ともいえる透明感がしっかりと保たれる。獲れたての鮮度と美味しさ、魚体の張りと輝きを備えた、まさに「海の輝き」だ。

この「海の輝き」生シラスは今、いばらきの地魚認証店や都内百貨店などで地域ブランド商品として流通が始まっている。

海の輝き

港に帰る前の最後の一網。そのシラスに特別な鮮度管理技術を施して生まれる「海の輝き」生シラス。漁師が船上で手間と時間を掛け、これまでに無い高鮮度のシラスを港に運びます。そのシラスを冷凍パッケージすることで、これまで漁港近くでしか味わえなかった生シラスの美味しさが、料理店や家庭でも味わえるようになりました。大洗町漁協と久慈浜丸小漁協から、「海の輝き」をお届けします。

これは食べたい!

「海の輝き」生シラス料理の数々

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